猫の体の特徴シリーズ|爪編

猫の特徴シリーズ

■猫の爪の特徴とは?

猫の爪は「収納可能な鋭い武器」とも呼ばれる重要な体のパーツです。人間の爪と違い、普段は皮膚の中にしまわれており、必要な時だけスッと出てくる構造になっています。
この“ retractile claw(伸縮する爪) ”こそ、猫が静かに歩ける理由であり、獲物に気付かれず近づける大きな武器です。

さらに、猫の爪は層状になっていて、外側から古い層が剥がれ落ちることで常に鋭さを保ちます。この剥がれ落ちる行為が「爪とぎ」の正体です。


■なぜ猫は爪をとぐのか?3つの理由

●①爪のメンテナンス

古い角質を落とし、鋭さを取り戻す大切な行動です。
放置すると爪が厚くなったり、変形しケガにつながることもあります。

●②縄張りアピール(マーキング)

爪とぎは“自分の匂いを残す”重要なマーキング行為です。
猫の肉球にはフェロモンを出す腺があり、爪を立てることで匂いが付いて安心できる場所になります。

●③ストレス発散・気分転換

運動不足や不安を感じている猫ほど、爪とぎが増える傾向があります。
爪とぎは猫にとって気持ちを整える「リラックス行動」でもあるのです。


■猫の爪の構造と伸び方

猫の爪は「指骨」と呼ばれる骨にくっついており、バネのような腱が働くことで出し入れされています。
伸びるスピードは猫の年齢や環境によって異なりますが、一般的には 2〜3週間で爪先が鋭くなる といわれています。

特に室内飼いの猫は爪が削れにくいため、 定期的なカットはほぼ必須
高齢になると爪が厚く・硬くなり、伸び過ぎて肉球に刺さるケースもあるので注意が必要です。


■爪切りは必要?頻度の目安とコツ

●どれくらいの頻度で切るの?

一般的には 2〜3週間に1度 が目安。
以下のような状態なら切り時です。

  • カーペットに爪が引っかかる
  • 抱っこすると服にひっかかる
  • 爪先が白く伸びて見える

●自宅で切るときのコツ

  • 前足→後ろ足の順に切るとスムーズ
  • 深爪(ピンクの血管部分=クイック)に注意
  • 暴れやすい猫はタオルでくるむと安心

爪切りに慣れていない猫の場合、無理に行うと嫌な記憶が残るため、短時間・少量ずつがおすすめです。


■爪とぎの種類と選び方

猫が気に入るかどうかは「素材」「形」「置く位置」でほぼ決まります。

●▼素材

  • ダンボール製(最も人気・削れやすい)
  • 麻縄・麻布(丈夫で長持ち)
  • カーペット素材(静か)

●▼形状

  • 平面タイプ(初心者向け)
  • スタンドタイプ(背伸びしながらとぎたい猫に)
  • ソファ型(くつろぎ兼用で人気)
  • タワー型(運動不足解消にも)

●おすすめの置き場所

  • 猫がよく通る動線
  • 寝起きのベッド横
  • 窓辺や部屋の角などお気に入りの場所

「たくさん置く → 好みを観察 → 気に入ったタイプを残す」
これが最も失敗しない選び方です。


■爪に関するトラブルと注意点

●巻き爪・変形

高齢猫は特に注意。
肉球に刺さって出血するケースもあります。

●爪が割れやすい

栄養不良、乾燥、もしくは加齢が原因のことも。
フードやサプリの見直しも効果的です。

●爪が片方だけ伸びてくる

歩き方の癖やケガ、腱の問題の可能性もあるため、異常が続く場合は獣医師に相談しましょう。


■まとめ:爪は猫の大事な武器であり、健康のバロメーター

猫にとって爪は「歩く・登る・狩る・守る」すべてに関わる重要なパーツです。
正しく扱い、猫が安心して爪とぎできる環境を整えることで、ストレスの少ない毎日につながります。

✔飼い主ができること

  • 定期的な爪切り
  • 好みの爪とぎを複数用意
  • 爪の状態を健康チェックに活用

猫の生活クオリティを大きく左右する「爪ケア」。
今日からぜひ意識して整えてあげてくださいね。

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