猫の死因として上位に挙がる「腎臓病」。特にシニア期の猫に多く、気付いたときには進行しているケースも珍しくありません。
あなたの家にたくさんの保護猫がいる環境でも、毎日の小さなケアが大きな予防につながります。
本記事では、腎臓病の原因・サイン・家庭でできる具体的なケア・おすすめアイテムをまとめて解説します。
猫の腎臓病とは?基本の理解
猫の腎臓病は、腎臓の機能が弱り老廃物を排出できなくなる慢性的な病気です。
特に「慢性腎臓病(CKD)」は治ることがないため、早期発見と進行を遅らせるケアが非常に重要。
よくある原因
- 加齢(高齢猫の半数以上が腎臓トラブルを抱えるといわれる)
- 脱水
- 遺伝的要因
- 感染症
- ストレス・環境変化
早期のサイン
- 水をよく飲む / おしっこが増える
- 食欲が落ちる
- 体重が減る
- 毛づやが悪い
- ぐったりする
これらが見られたら、早めに動物病院で血液検査・尿検査を行うのがおすすめです。
腎臓病を予防するための家庭ケア
毎日の「ちょっとした配慮」で腎臓への負担を大きく減らせます。
① とにかく“水をしっかり飲ませる”のが最重要
腎臓病予防で最も大切なのは 脱水を避けること。
家庭でできる工夫
- 水皿を1部屋に1つ以上置く
- 流れる水が好きな猫には「循環式給水機」を使う
- ウェットフードを取り入れて水分量アップ
- 好きな容器(ガラス・陶器・高さなど)を探す
▼おすすめ給水機
- ペット用自動給水機
- フィルター交換式の静音モデル
※循環型は猫の興味を引きやすく、多頭飼育でも便利です。
② 食事の質を見直して“腎臓に優しいごはん”にする
腎臓病予防には 塩分・リンを抑えた高品質フード が有効。
食事のポイント
- 高タンパクすぎない
- リン・ナトリウム控えめ
- 添加物が少ない
- シニア用フードで調整
▼おすすめフード
- 腎臓ケア向け療法食(ロイヤルカナン、ヒルズなど)
- シニア猫用プレミアムフード
※療法食は獣医師と相談しながら導入してください。
③ トイレの管理で“異変に気づく習慣”を作る
腎臓病は「おしっこの変化」が早期サインになりやすいです。
チェックポイント
- おしっこ量が急に増えた
- 色が薄い / 濃い
- 尿の回数が増えた
- 砂の塊が大きくなった
多頭飼いの場合は、1匹ずつ分かるようトイレを複数設置すると◎。
④ ストレスを減らす環境づくり
ストレスは免疫と臓器に負担をかけ、結果として腎臓にも影響します。
ストレス軽減の工夫
- 安全な隠れ場所をつくる
- ケンカを避けるためキャットタワーや高低差のある環境
- 毎日の遊び・スキンシップ
- 温度管理(冬の寒さは腎臓病リスクを上げる)
⑤ 定期検査を習慣化する
特に3歳以上、さらに10歳を超えたら 年1〜2回の血液検査 が理想です。
早期発見でできること
- 食事療法で進行を遅らせる
- 投薬管理が可能
- 家庭ケアの強化ポイントが明確になる
保護猫が多い家庭では、特に体調管理が大切です。
家庭で使えるおすすめケアグッズ
■給水ケア
- 循環式給水機
- 高さ調整できる水皿
■食事ケア
- 腎臓ケア療法食
- 低リン・低ナトリウムのプレミアムフード
- ウェットフード各種
■健康チェック
- 猫用体重計
- 温湿度コントロール家電(冬の保温に最適)
- PHチェッカー(尿チェックキット)
よくある質問
Q1:腎臓病は治りますか?
完治は難しいですが、早期発見とケアで進行を遅らせることができます。
Q2:若い猫でも腎臓病になる?
珍しいですが可能性はあります。特に脱水や感染症が原因の場合があります。
Q3:水を飲まない猫はどうすれば?
ウェットフード、水皿の増設、給水機の導入で解決するケースが多いです。
まとめ|毎日の小さなケアが腎臓の寿命を守る
腎臓病は「予防」と「早期発見」が何より大切です。
あなたの家のように保護猫が多い場合でも、水・食事・トイレ・環境ケア の4つを押さえておけばトラブルを大きく減らせます。
腎臓に優しいフードや給水機を賢く取り入れ、愛猫たちの健康を守っていきましょう。


コメント