猫は太りやすい動物と言われていますが、「ちょっと丸いくらいが可愛い」と油断すると、実は健康リスクが大きくなります。肥満は寿命を縮めるだけでなく、病気の発症率を一気に上げてしまうため、早めの対策がとても大切です。
この記事では、猫の肥満が危険な理由・正しいダイエット方法・おすすめのフードの選び方を、猫を20匹以上お世話している経験から分かりやすくまとめました。今日からできる体重管理に役立ててください。
猫の肥満が危険な理由
猫の肥満は次のような病気のリスクを高めます。
■ 糖尿病
肥満猫はインスリンの働きが鈍くなりやすく、糖尿病の発症率が急上昇します。
■ 関節・足腰のトラブル
体重が増えると関節への負担が増え、高齢期の生活の質に大きく影響します。
■ 心臓・呼吸器への負担
ぜい肉で胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなりやすいのも肥満猫の特徴です。
■ 毛づくろいができず皮膚トラブルに
体が重くてグルーミングができなくなると、蒸れや毛玉、皮膚炎の原因に。
猫の肥満チェック方法
■ 肋骨が触れない
触ると脂肪で覆われ、骨が分かりにくいと太り気味。
■ 上から見て「くびれ」がない
腰やお腹のラインが真っ直ぐになると肥満のサイン。
■ お腹がタプタプ揺れる
脂肪が落ちにくい部位なので、揺れるほどなら注意。
正しい猫のダイエット方法
1. いきなり食事を減らさない!徐々に調整する
急激な食事制限は「肝リピドーシス(脂肪肝)」を引き起こす危険があります。
体重によって適正なカロリーを計算し、10%ずつゆっくり減量するのが安全。
2. 適度に動ける環境をつくる
・高低差のあるキャットタワー
・おもちゃで1日10分の運動
・トンネルやじゃらしで遊ぶ
激しい運動でなくても、「日常の活動量を上げるだけ」で代謝は上がります。
3. おやつは低カロリー・少量に
人間の感覚で与えると、すぐに1日のカロリーをオーバーします。
「1日数粒だけ」と明確にルールを決めましょう。
4. 多頭飼いなら食事スペースを分ける
他の猫のごはんを横取りしてしまう子も多いので、
部屋を分ける・ケージ給餌・自動給餌器を使うなど工夫が必要です。
ダイエットフードの選び方(失敗しないポイント)
1. 高タンパク・低脂肪のフードを選ぶ
筋肉を維持しながら脂肪を落とすには、タンパク質が欠かせません。
「主原料が肉または魚」の製品を選ぶのが安心。
2. カロリーが明確に表記されているもの
100gあたりのカロリーが分からないフードは避けた方が◎。
カロリー管理がしやすい商品を選びましょう。
3. 成分に“食物繊維”が適度に含まれているもの
繊維は満腹感を得やすく、食べ過ぎ防止に役立ちます。
4. ダイエット用の療法食も選択肢に
動物病院で扱われている「減量用療法食」は、科学的に体重管理できる優れもの。
特に重度の肥満にはロイヤルカナン・ヒルズの療法食が効果的です。
おすすめのダイエット系キャットフード
■ ロイヤルカナン 〈満腹感サポート〉
高繊維で少ない量でも満腹になりやすく、肥満猫の定番フード。
■ ヒルズ〈メタボリックス〉
獣医師おすすめ率が高く、頑固な肥満ケアにも強い。
■ ピュリナワン 〈メタボリックエネルギーコントロール〉
比較的安価で始めやすいダイエットフード。
■ モグニャン
高タンパク・低脂肪の国産プレミアムフード。偏食気味の猫にも◎。
ダイエット中の注意点
・1〜2週間で急に体重が減るのは危険
・元気がない/吐く/食べない場合は即病院へ
・7歳以上のシニア猫は特に慎重に
ダイエットは「時間をかけてゆっくり」が鉄則です。
よくある質問
Q. 猫のダイエットに絶食は効果ありますか?
→ 絶対にNG。肝リピドーシスの危険があります。
Q. どれくらいの期間で痩せますか?
→ 1カ月で1〜3%の減量が理想。半年〜1年の長期戦が普通です。
Q. おやつはあげてもいい?
→ 1日のカロリーの10%以内ならOK。低カロリーのおやつに。
まとめ
猫の肥満は見た目以上に深刻で、糖尿病・関節症・呼吸器の負担など多くのリスクがあります。
ダイエットは 急がず・適切なフード選び・軽い運動 の3つがポイント。
「どのフードを買えばいいかわからない…」という飼い主さんは、まずは以下の人気ダイエットフードからスタートしてみてください。
👉 ロイヤルカナン 満腹感サポート
👉 ヒルズ メタボリックス
健康的な体重になると、猫の動きが軽くなり、毛づやも良くなっていきます。
今日から少しずつ、一緒に健康管理を始めてあげましょう。


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