猫風邪(ウイルス性鼻気管炎)とは?

猫の体調管理

猫風邪は、主に ヘルペスウイルス(FHV-1) が原因で起こる呼吸器感染症です。特に保護猫や多頭飼育では広がりやすく、軽症でも放置すると重症化することがあります。

ウイルス性のため 自然治癒はしにくい のが特徴。早めのケアと動物病院での治療が重要です。


猫風邪の主な症状

猫風邪は目・鼻・呼吸に影響が出やすく、次のようなサインが現れます。

● くしゃみ・鼻水

最も代表的な症状。透明→黄色の膿状になるほど悪化しています。

● 目ヤニ・結膜炎

ヘルペスウイルスは目にも強く出ます。
赤い、涙が止まらない、目が開けづらいなどの症状があれば要注意。

● 発熱・ぐったりする

体力が奪われるため、子猫ほど危険。
ご飯を食べなくなるケースも多いです。

● 食欲不振・脱水

鼻が詰まり匂いが分からなくなることで食べなくなります。
脱水が進むと一気に危険な状態になるため、早めの対処が必要です。


猫風邪の原因となる主なウイルス

感染源を知ると対策がしやすくなります。

● 猫ヘルペスウイルス(FHV-1)

ほとんどの猫風邪の原因。ストレスや免疫低下で再発しやすい。

● カリシウイルス(FCV)

口内炎・発熱・よだれが出るタイプも。多頭飼育では特に注意。

● クラミジア

目の症状が非常に強いのが特徴。


動物病院での治療方法

早めの受診が回復を早くします。主な治療は以下。

● 抗生物質(細菌の二次感染防止)

ウイルスには効かないが、重症化を防ぎます。

● 点眼薬・点鼻薬

目ヤニ・鼻詰まりを改善。
ヘルペス用の抗ウイルス目薬が出ることもあります。

● インターフェロン

免疫をサポートする治療。重症時に使用されることも。

● 補液(点滴)

脱水が進んでいる場合に必須。
特に子猫・老猫は回復が早くなります。


自宅でできる猫風邪のケア

● 部屋を暖かく湿度50〜60%に保つ

ウイルスは乾燥に強いので、加湿は効果的。
加湿器がない場合は濡れタオルを干すだけでもOK。

● 鼻水・目ヤニをこまめに拭く

ガーゼやコットンを 40℃くらいのぬるま湯 で湿らせて優しく。

● 食欲がない時は匂いの強いご飯を

温める・ウェットに切り替えるなどで食欲回復に繋がります。

● 隔離と消毒

多頭飼育では特に重要。
ケージ隔離+トイレや食器を共有しないようにします。


猫風邪を予防する方法

● ワクチン接種(最重要)

三種混合ワクチンでヘルペス・カリシを予防できます。
保護猫が多い場合は 新入り猫はワクチンを打ってから合流 が鉄則。

● ストレスを減らす

ストレスはヘルペス再発の最大の原因。
隠れ家を作る・落ち着ける空間を確保しましょう。

● 清潔な環境を保つ

食器・トイレ・寝床の掃除はウイルス対策に効果的。

● 免疫力を保つサプリを活用

保護猫・高齢猫には特におすすめ。


猫風邪は再発しやすい病気

ヘルペスウイルスは一度感染すると体に残り、
ストレス・寒さ・環境変化で再発 しやすい病気です。

特に「多くの保護猫を育てている」場合、
一匹が風邪を引くとすぐに他の猫へ広がるため、
早期発見と隔離、予防ケアがとても重要 になります。


よくある質問

● 猫風邪は人にうつる?

基本的にうつりません。

● どのくらいで治る?

軽症なら5〜7日、重症・子猫は2週間以上かかることも。

● 市販薬で治る?

人間の風邪薬は絶対NG。
動物病院での治療が必要です。


まとめ:早めの治療と予防が猫の命を救う

猫風邪はよくある病気ですが、放置すると肺炎や失明など
命に関わる状態に進むこともあります。

とくに保護猫が多いご家庭では、
「異変に気づいたらすぐ病院」 を徹底することで
治療費の節約にもつながります。

最後に、日々のケアに役立つアイテムもまとめておきます。

▼おすすめケア用品
– 加湿器
– 免疫サポートサプリ(L-リジン)
– ウェットフード(食欲不振対策)
– 猫用ケージ(隔離用)

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